塗装と雨漏り修理「第一浜名建装」現場日記

  • HOME>
  • 塗装と雨漏り修理「第一浜名建装」現場日記

雨漏りの最近のブログ記事

「雨漏り」連載記事掲載のお知らせ 2016年7月号

日経ホームビルダー連載 「事例で分かる雨漏り修理のツボ」 記事掲載 (2016年7月号) のお知らせです

今号のサブタイトルは 「万一の雨水浸入時にも素早く排水」です

 

ホームビルダー2016年07月.jpg

 

雨水は外壁の仕上げ材である「一次防水」で出来る限り浸入を止めるのは当然のことですが、しかし、100%外壁面で浸入を防げない場合もあり、その際に有効に機能するのが外壁仕上げ材の内側に位置する透湿防水シートなどの二次防水となります。

雨水が浸入してしまった場合、二次防水に滞留させることなく速やかに外部に排出させることが重要なことであり、建物の雨仕舞として必須のこととなるのです。

今回の号では、その仕組みを水切板金で作ったことについて紹介しています。

 

ホームビルダー2016年07月01.jpg

日経ホームビルダー住宅施工セミナー登壇

先週のことになりますが、現在連載をしております「日経ホームビルダー誌」の主催にて、住宅実務者向けセミナーが開催され、NPO法人雨漏り診断士協会副理事長でもある弊社久保田仁司が講師として登壇してきました。

 

このセミナー 「 通気工法でも起こる 雨漏りの事例と対策 」 と題され、その第一部 「流行の住宅で起こった、雨漏りと雨仕舞の要点」というタイトルにて、およそ1時間半の講義をさせていただきました。

 

100人を超える住宅実務者の方々を前にして、さらには講師としてひかえる一般社団法人住まいの屋根換気壁通気研究会の理事長であり、鋼板部材メーカーハウゼコ社長の神戸睦史氏、さらにさらに、「雨仕舞の仕組み」著者でもあり、実務的な建物の耐久性の研究を続けてこられた、この道の研究の第一人者である、東海大学名誉教授の石川廣三先生を前にお話をするという、とても緊張する場面でありました。

しかし、おかげさまで10年来続けてきておりますNPO法人雨漏り診断士協会での活動により、試験講習の講師や、セミナー講師を務めさせていただいてきた経験により、緊張はあるものの、大きな失敗無く、お話をさせていただくことが出来ました。

 

このセミナーでは、昨今の標準的な構法となっている通気構法を採用していたからと言っても、常に雨漏りのリスクは存在することを意識してもらうとともに、気おつけるべきポイントやその要点を解説するものでありました。

ですが、実際にこの部分を詳細に説明するとなると、半日のセミナーでは時間が足りないというのが本音でありますが、講師として立つ以上、限られた時間の中でいかに大事な要点を正確に伝えるかがポイントとなりました。

もちろん、セミナーに参加された受講者の方々は、なかなかの価格のセミナー代金を払っての参加ですから、個々レベルも高いことが想像されるため、きっちりとしたポイントの説明を意識したことは言うまでもありません。

 

講義後の反響など、現時点では何とも言えませんが、雨漏りを予防するという視点、観点でお話させていただきましたので、私の講義の上手い下手はともかくとして、大事なことは参加者の皆様に伝わったのではないかと思っております。

「雨漏り」連載記事掲載のお知らせ 2016年6月号

日経ホームビルダー連載 「事例で分かる雨漏り修理のツボ」 記事掲載 (2016年6月号) のお知らせです

今号のサブタイトルは 「特殊形状のサッシが浸入経路に」

 

実際に起きている雨漏りの現場にて調査、修理を行った事例におきまして、お住まいのお客様から承諾をいただき、一つの建物に仕込まれている雨漏りという瑕疵について、連載にて部位ごとに解説していきます今回が5回目です。

 

2805301.jpg

 

 

今号では、建物において防水の弱点となる開口部であり、実はトラブルの多いサッシやサッシ廻りについて取り上げました。

 

この建物には、国産の樹脂サッシと輸入サッシの両方が用いられていましたが、国産サッシについては3月号でも取り上げましたので、今回は輸入サッシについての解説です。

 

なぜ国産品と輸入品が混在しているのか不明ですが、建物の仕様から推察するに、高気密、高断熱を目指したのではなかろうかと・・・・・。

 

しかしこの輸入サッシが大きな問題を抱えており、この最大の問題点とは枠材の納り形状であり、なんと枠材の中に雨水が溜まっていて、ドリルで孔をあけると中から水が吹き出してきたのです!!

 

ちょっと目を疑う光景ですが、製品を製造した国での使用ならば、もしかしたら問題は出ないのかも知れませんが、日本国内では無理があると思うのです・・・。

 

2805302.jpg

「雨漏り」連載記事掲載のお知らせ 2016年5月号

日経ホームビルダー連載 「事例で分かる雨漏り修理のツボ」 記事掲載 (2016年5月号) のお知らせです

今号のサブタイトルは 「補修ミスの原因はシーリング材」

 

実際に起きている雨漏りの現場にて調査、修理を行った事例におきまして、お住まいのお客様から承諾をいただき、一つの建物に仕込まれている雨漏りという瑕疵について、連載にて部位ごとに解説していきます今回が4回目です。

 

2804301.jpg

 

今号では、シーリング(コーキング)材に頼ることが多い現代の建物においてのシーリング(コーキング)施工を含めた基礎知識を振り返る意味で、事例の建物においての施工ミスと改善策、そしてシーリング(コーキング)の種類と知っているべき特性について解説しました。

 

特に多いトラブルとして挙げられる例が、お客様自身がシリコーンシーリング材を使ってしまうことですが、今回の現場では、過去の補修において、建築会社が雨漏り補修と称し(?)、シリコーンをバルコニーの掃出しサッシと防水の取り合いに使用してしまっていたことを紹介しています。

 

本来であれば、このような選択はあってはならない事なのですが、現実問題として、シーリング材についての種類や特性、適材適所についての正確な知識を持つ人間が、建設業界で少ないので、このようなトラブルがなくならないのだと・・・・・。

 

日経ホームビルダーという建築実務者専門誌ですから、この本を読む方々ならば、このようなことを書かなくとも、十分な知識はあると思いますが、それでも今一度の確認と、現場で間違った知識のまま工事が進むことが無いようにという願いを込めて記事を書き、表を作りました。

「雨漏り」連載記事掲載のお知らせ 2016年4月号

日経ホームビルダー連載 「事例で分かる雨漏り修理のツボ」 記事掲載 (2016年4月号) のお知らせです。

今号のサブタイトルは 「直張り鋼板外壁の重なりから浸入」

実際に起きている雨漏りの現場にて調査、修理を行った事例におきまして、お住まいのお客様から承諾をいただき、一つの建物に仕込まれている雨漏りという瑕疵について、連載にて部位ごとに解説していきます今回が3回目です。

 

2803311.jpg

 

前回から各論に入りまして、修理をしている内容を伝えながら、修理のポイントや雨仕舞の基本概念、そして検証について紹介しております。

 

今号では、こちらの建物に採用されていた鋼板外壁張りの問題点と、修理について、そして外壁の雨仕舞を取り上げております。

 

ひとつの建物において、連載となるほど問題点が多いとは・・・なんて思われるかもしれませんが、建築工事において、新築工事中のちょっとした知識不足などが、後々大きな問題を引き起こす可能性があることを考えると、修理をすると考えれば、おのずと細かな部分まで気を配る必要があります。

もちろん、そのための本来行うべき施工方法を知っていることはもちろん、目の前の建物を活かしながら、どのような方法を取り入れながら修理が出来るのか?などを考えなければなりません。

そんな便利な教科書は存在しないのですから、全ては自らが考えなければ、雨漏りを「修理」することは難しいでしょう。

 

このような思いも込めた連載記事、建築実務者のみなさまには、せひご覧いただき実務にいかしていただきたいと、強く思っています。

それにより雨漏りによる被害が少なくなれば、そんなに良いことは無いのですから。

雨漏りや塗装に関するお悩みやご相談はこちら