初春のお喜びを申し上げます
旧年中は格別のお引き立てを賜り
厚く御礼申し上げます
本年もより一層のご愛顧ほど
宜しくお願い申し上げます
2017年元旦
有限会社 第一浜名建装
代表取締役 久保田仁司
初春のお喜びを申し上げます
旧年中は格別のお引き立てを賜り
厚く御礼申し上げます
本年もより一層のご愛顧ほど
宜しくお願い申し上げます
2017年元旦
有限会社 第一浜名建装
代表取締役 久保田仁司
昨日午後、お客様である店舗において、クリスマスのイルミネーション取り付け工事をさせていただきました。
もう数年来、この取り付け工事をさせていただいているのですが、そもそも雨漏り修理をはじめとして、外装工事が中心の当社が、なぜイルミネーションの取り付け工事をするのか、それには理由があるのです。
実はこちらの建物では、新築以来ずっとイルミネーションを取り付けられているのですが、同時に雨漏りにも悩まされてきていたのです。
その雨漏り原因の一つが、イルミネーションの取り付けによるものであったのです。
この原因とは、残念ながら、新築当初よりイルミネーションの取り付けを続けてきた電気工事屋さんは、雨漏りのリスクを予見することが出来ずにいたため、笠木の天端にビスを打ってしまった事・・・。
笠木の天端とは、ベランダ手摺でいう手摺壁(パラペット)の上端部分を指します。
この上端部分は、建物の屋根と同様の位置づけとなる部位であり、ここに穴をあけるということは、大変非常識な行為なのですが、その非常識という行為自体の重大性を知らない、理解できていないことが、大きな問題につながってしまうのです。
事実、こちらの建物では雨漏りしたという事だけでなく、下地材木なども腐ってしまい、大がかりな改修工事を余儀なくされました。
ちなみにこの修理の様子は、日経ホームビルダー2011年4月号の連載記事である「写真でわかる雨漏りを呼ぶ納まり」にて、パラペットの金属笠木の雨漏りならびに雨漏り修理事例として紹介しています。
この修理をさせていただいた時に、イルミネーションを取り付けるための金具等も取り付け、今後は取り付け業者に対し「とにかく雨漏りをさせないように笠木まわりには十分な配慮を!」と、お客様とお話しをさせていただいたのですが・・・・・。
その後の諸事情により、以来私が取り付け工事をさせていただくようになったのです。
そもそも、雨漏りリスクを考え、屋根となる部分に釘やビスを打たないことなど、ごくごく当たり前のことだと思います。
例えて言うならば、雨傘に孔をあけてしまっても平気なことを意味しているようなものですから。
そんな事もあり、毎年恒例の行事となったクリスマスイルミネーションの取り付けですが、当社はこちらのお客様以外で、イルミネーションの取り付けは行っておりませんの、あしからずご了承ください(笑)
*********************
本日11月1日より、弊社では新しい期がスタートしました。
おかげさまで、今期で法人設立から第30期を迎えることが出来まして、この間、事業を継続してこれましたのは、ひとえにご縁がありました多くのお客様のお陰であります。
思い起こせば、私が高校生の頃に法人を設立しており、当時なにげなく、「会社名は何が良い?」なんて聞かれていたことも・・・。
その時、どんな回答をしたのかなんて思い出せないのですが、家業を継ぐつもりも無かった私を、暗に引き込もうとしていたのかも知れません。
もちろん、そんな事をストレートに言ってくるような親ではありませんが(笑)
そしてこの間、順風満帆に事業を営んでこれたわけではなく、取引先の倒産や夜逃げにあったりもしましたし、施工能力の低い他業者から言われも無い中傷をうけたこともありましたし、自社の現場がなかなかうまくいかずに赤字を出したこともありました。
また、多くのご依頼をいただいて嬉しい悲鳴を上げたこともあれば、なかなかご縁が結びつかなかった時期もありました。
現場経験のみならず、このような多くの経験をさせていただき(あまりしたくない経験もありますが・・・)ながら、何とか迎えられた30年目です。
しかし、多くの経験をさせていただき、多くのご縁をいただいてきた事は、さまざまな事例に対応することが出来るようになっております事への布石だったのだろうと、自分なりに考えております。
本日までの経験を、また明日から新たなご縁への糧とし、頑張っていきたいと思っております。
今後とも弊社を宜しくお願い申し上げます。
塗装・防水・雨漏り修理
有限会社第一浜名建装
代表取締役 久保田仁司
日経ホームビルダー連載 「事例で分かる雨漏り修理のツボ」 記事掲載 (2016年10月号) のお知らせです
今号のサブタイトルは 「見分けが難しい「雨漏り」と「漏水」」です
先月号は熊本地震にも関連し、耐震などの特集がありましたので連載をお休みしましたが、今号から新しい現場の解説にて再開です
今号は、見分けが難しい「雨漏り」と「漏水」というタイトルなのですが、実際に雨降りの日に顕在化した漏水を目の前にし、最初の状況判断に迷った現場でしたので、このような経験を踏まえての解説となります。
事実、ひどい雨降りという天候と、雨漏りの履歴があり、なおかつ応急処置程度しかしていない建物でしたから、恥ずかしながら最初は雨漏りだと信じて疑いませんでした。
もちろん、時間の経過など、時系列を追って調査を進めるうちに、漏水を疑い、原因は突き止めましたが、結果として、雨漏りと漏水の複合発生でもありました。
もちろん、最初の段階で漏水についての可能性を確認すべく、水道メーターを確認したのですが、あまりに漏水量が少なく、見ている間にメーターが動かなかったため、漏水の可能性を一時的に消してしまったのでした・・・。
先週のことになりますが、現在連載をしております「日経ホームビルダー誌」の主催にて、住宅実務者向けセミナーが開催され、NPO法人雨漏り診断士協会副理事長でもある弊社久保田仁司が講師として登壇してきました。
このセミナー 「 通気工法でも起こる 雨漏りの事例と対策 」 と題され、その第一部 「流行の住宅で起こった、雨漏りと雨仕舞の要点」というタイトルにて、およそ1時間半の講義をさせていただきました。
100人を超える住宅実務者の方々を前にして、さらには講師としてひかえる一般社団法人住まいの屋根換気壁通気研究会の理事長であり、鋼板部材メーカーハウゼコ社長の神戸睦史氏、さらにさらに、「雨仕舞の仕組み」著者でもあり、実務的な建物の耐久性の研究を続けてこられた、この道の研究の第一人者である、東海大学名誉教授の石川廣三先生を前にお話をするという、とても緊張する場面でありました。
しかし、おかげさまで10年来続けてきておりますNPO法人雨漏り診断士協会での活動により、試験講習の講師や、セミナー講師を務めさせていただいてきた経験により、緊張はあるものの、大きな失敗無く、お話をさせていただくことが出来ました。
このセミナーでは、昨今の標準的な構法となっている通気構法を採用していたからと言っても、常に雨漏りのリスクは存在することを意識してもらうとともに、気おつけるべきポイントやその要点を解説するものでありました。
ですが、実際にこの部分を詳細に説明するとなると、半日のセミナーでは時間が足りないというのが本音でありますが、講師として立つ以上、限られた時間の中でいかに大事な要点を正確に伝えるかがポイントとなりました。
もちろん、セミナーに参加された受講者の方々は、なかなかの価格のセミナー代金を払っての参加ですから、個々レベルも高いことが想像されるため、きっちりとしたポイントの説明を意識したことは言うまでもありません。
講義後の反響など、現時点では何とも言えませんが、雨漏りを予防するという視点、観点でお話させていただきましたので、私の講義の上手い下手はともかくとして、大事なことは参加者の皆様に伝わったのではないかと思っております。