シーリング材(コーキング)にはたくさんの種類と、それぞれに合った使用個所があります。下の表は1成分形の代表的なシーリング材(コーキング)の適応をまとめてみました。
なお、シーリング施工時には、必ず使用面の清掃・プライマーの塗布をしてから作業してください。
目地の種類 \ 種類 シリコン 変性シリコン
(高モジュラス)変性シリコン
(低モジュラス)ポリサルファイド ポリウレタン 窯業サイディング目地
木質パネル目地
アルミサッシ回り
金物回り× △ ◎ △ △ ALC目地 × △ ◎ × ◎ 金属サイディング目地 × △ ◎ × △ ガラス回り ◎ × × × × 金属屋根折板部・ハゼ部 ◎ ○ ◎ △ × 屋上塗膜防水下地 × ○ ○ × ○ 屋上シート防水下地
端末部目地△ ◎ ○ ◎ △ 浴室
洗面化粧台回り目地○ △ △ ○ × 塩ビ鋼板 △ △ △ ○ △ 塗料の付着 × ○ ○ △ ○ 塗料の変色 ― ○ ○ △ ○〜◎ 硬化速度 ◎ ○ ◎ ○ △〜○ 硬化後の追従 △ ○ ◎ ○ ○ 使いやすさ △ △ ◎ △ ○
◎優 ○良 △可 ×不可 ※塗料の付着は材料によっては当てはまらないこともあります。
△〜○ ○〜◎ は配合成分により違いが生じるためです。
また、これはメーカーの製品による違いも含まれますが、すべてのメーカーの製品を試したわけではありませんので、中には当てはまらないものもあるかもしれません。
私のところでは、上記の表を基準にし、窯業サイディングの補修時には変性シリコン(低モジュラス)を使用し、モルタルなどの補修にはポリウレタン系のシーリング材を使用しています。
万能というものはありませんので、必ず使い分けが必要です。
またプライマーについても同様で、それぞれに専用プライマーが発売されています。これはシーリングの含有成分などとの相性や、接着する箇所との相性により、えらばれるようになっています。
下の写真はシリコンを使用した悪い例です。
サッシ取替え工事施工時にシリコンを使用していたり、雨漏り修理時にシリコンを使用してあった例になります。シリコン除去は不可欠になりますし、場合によってはシリコンを隠してしまうように加工しなければならなくなります。
アルミアングルを利用しあら隠し(シリコンに塗料は付着はしないため)をしました。
このとき使用しているグレーのシーリングは変性シリコン低モジュラスです。
サイディング目地のシーリング施工前と施工後の画像です。シーリングの性能・種類・プライマー処理の有無・建物の状況によってシーリングとサイディングが離れてしまう事があります。
しかし、3〜5年程度で切れてしまっているようなら、それは要注意です。施工ミスの可能性も考えられますので、至急すべての目地、サッシ廻りを点検する必要があります。