塗装が完了しても、まだまだ工事のすべてが終わるわけではありません。建物の周辺には、まだまだ様々な工事が残っています。
カラーベストの重なりにたまった塗料を切る縁切り作業
埋まった塗料のわずかな隙間が、毛細管現象を引き起こし、雨漏りの原因となりうることがあるため、なかなか面倒で手間の掛かる作業ですが、この工程をおろそかにするわけにはいきません。

エアコンの配管テープ巻き アンテナ線と配管の取り付け 電話保安器の取り付け
取り付けビスは、塗装する箇所もすべてステンレスに交換します。現場で各種長さのステンレスビスの箱を並べているのを見ると、ペンキ屋さんじゃないみたいと笑われます。

電話線の取り付け 腐食してしまった樋の枡穴部分を交換

劣化により外れかけた換気フードの交換

返しを作っていない板金笠木の交換。雨漏りや吸い込みの原因となっていました。

笠木交換後。当初はガルバ鋼板の予定でしたが、アルミに変更しました。
もちろんこの交換に伴って、ベランダのアルミ手すりは、一時的に撤去しました。

テラス波板屋根の復旧 電気外線のビス止め・復旧と塗装

蝙蝠の巣になっていた軒換気口をステンで加工し、蝙蝠が入らないようにしました。

瓦の漆喰(瓦屋さんの施工する白セメント)が水を吸って、土が流れ出していました。オニ瓦部分も同じく取れていました。

新しく行ったのは、左官屋さんによる本漆喰です。インスタントと違い繊維を練りこみ作るため、漆喰の方が丈夫ではないかと考えていますが、真相は年数経過を観察しないとわかりませんね。

塗り替え工事では、様々な作業が伴い、すべてをこなすと約3週間ほどの工期をいただくことになります。しかしこの3週間が決してだらだらとした作業の時間ではなく、内容の濃い作業が続くわけです。
このような一連の作業をしておけば、これから10年・12年と先を見たときに、施工した私も自信をもってお施主さんに引渡し(?)できますし、劣化を最小限にしたうえで、次の塗り替え時期にバトンタッチできると考えています。
自動車で洗車やワックス掛けををせず10年持たすことは、不可能です。もちろん塗装が禿げ、艶がなくても全く気にしないのであれば別ですが、それ以上の年数を要求する家のメンテナンスを考えると、決して高額な工事ではないのです。