塗装と雨漏り修理「第一浜名建装」現場日記

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オープンタイム

塗料には、オープンタイムという、塗装に際しての時間的制約(塗り重ね乾燥時間)がある。

本日作業をしていたプールの塗り替えで、プライマー塗りをしたのだが、この制約の時間が、私を悩ませたのです・・・・・。

 

 


今回使用したプライマーは、プール塗装の第一段階となるもの。

2液のエポキシ系プライマーにポルトラントセメントを混錬して使用するものなのだが、カタログ記載のオープンタイムは、気温20℃で3時間以上2日以内と言うもの。

この時間的制約の中で、早すぎれば、塗り重ねた塗料同士が軟化して膨れたり剥がれたりする可能性があるし、逆に時間を置きすぎれば、硬貨が進み、この上に塗り重ねる塗料との付着に問題が出る可能性があるのです。

もし時間を置きすぎた場合には、塗装面をサンドペーパーで目粗ししてから、再度プライマーを塗ることから始めなければならないので、事実上「振り出しに戻る」ような感覚に・・・・・(苦笑)

 

 


まあ正確には、下地への吸水をさえぎる事ができるようになるので、それだけは安心材料なのだが、どちらにしろ時間的制約は、明日以降の天候を考え、その後の現場の都合も考え合わせ、もう一段階先に進めたいし、もう少し乾かしたいような感じもするし・・・・という悩みどころとなってしまったのです。

そんな判断に悩んだ時間は、午後の3時。

午前中、11時ごろまでにプライマーを塗り終えていたので、外気温20℃は下回っていたとは言え、実質4時間のオープンタイムは確保している。

しかし、ポルトラントセメントを混ぜたことで、塗料の粘度が高くなったこと、下地の痛みを事を考えて、どちらかと言えば、意識的に下塗りを多めにするような塗り方をしたため、床面と壁面の境に、自然と塗料が多めになった部分が、なんとなく乾ききらないような感じなのです。

そして、明日の天気予報には雨マークがあり、さらに次にこちらの現場へ入れるのは、来週月曜になってしまいそう。

となると、振り出しに戻ってしまうのか・・・・・・・・・。

 

 


結局のところ、本日は無理をしないことを選択し、塗装を中止。

その後、お客様に無理をお願いし、土曜日に作業させていただくようになったため、なんとか振り出しに戻らずに済みそうである。

 

 


それにしても、時間的なこと(工事期間などを含め)を考えて作業を進めたいと言う気持ちと、仕上がり品質を考えての決断とは、どちらかと言えば反比例してしまうことが多いもの。

こんな事など考えずに流れ作業的にどんどん作業すれば、たぶん儲かるのかもしれないのだが、塗料と言う薬品を塗装と言う品物に変化させるという技術的なことを置き去りにはできないので、儲け云々だけではこの仕事はできないのである。

だから商売下手と言われるのかも知れないが、プロとしての知識と責任があってこそ、お客様から代金を頂けるのだから、きっと私の考えは間違っては居ないのだろう・・・・・。

 

 

 

2010年11月11日はまぞうブログより記事移動

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